黒マグロのフカセ泳がせ釣り用の仕掛けです。先端ループ仕様ですので、道糸またはリーダーの先が輪になっていれば輪同士引っ掛けるだけです。(輪ゴムと輪ゴムを繋げる要領です)。 針の結びは山口県は八里ヶ瀬の黒マグロ漁師直伝の結びです。かつて、たけ店長がハマって通っていた釣りです。どんなに長時間ファイトしても結び目の絞まり切れがありません。マグロの基本。シンプルで強い仕掛けです!
2023年の黒マグロフィーバーでも実際に280㎏の黒マグロキャッチ成功の他、200㎏クラスを何本もとっている実績ある仕掛けです。
もちろん、ハリス長さは10mです。マグロは非常に目がいいので10mは必須。ハリス代節約のテーパーも継ぎ目をマグロに見破られますのでおすすめできません。(テーパーから10mハリスとれればOKですがあまり意味ないと思います)
号数の目安ですが・・・
6~7月の初期のまだマグロが20~30kgの小さい場合はハリス30号を使うことがあります。
全シーズン通して基本はハリス40号。 迷ったら40号! これ鉄則!
50kgオーバーが混じっている場合はハリス50号を使います。 仕立て船で大島の黒マグロ行かれる場合はハリス40号と50号を持たせるケースがほとんどです。
100kgオーバーが混じる可能性がある場合。だいたい10月以降がこのケースとなりますが、一発でかいのが喰う可能性があるのでハリス60号から80号を使います。乗り合い形式で出船する場合は他の乗船者もいるため、時間短縮のためかなり強引なファイトをせざるえないのでハリス80号を薦めてきます。このケースでは60号~80号を持たせてあげます。
最近の傾向ですと、200㎏オーバーが連発する場合は80号、ときには100号ハリスを使います。
大切なのは魚に対するハリスの太さでなく、針の大きさ。 たけ店長手造り仕掛けでは針のバランスを一番気をつけてます。 たけ店長自身、八里ヶ瀬の本マグロに通っていたことがあり、漁師さんとはよく針のサイズで話しこんだものです。 必ず対象マグロの歯を超える針サイズを使わないと100発かけても100発切られる!やみくも針を小さくするのは極めて危険です。針の大きさでの喰いはほとんどかわりません。針をスリーブでなく直結びするのは鉄則です。スリーブを使うと仕掛けは簡単にはできますが、針の立ちが悪いのでフックアップしずらい。またかなりネムリのきつい針を使わないとフックアップしない。延縄用のマグロ針も釣り師の竿ではフックアップさせるのが難しいので要注意です。