今や日本全国の漁師が使うプロの道具 「神経絞め」 最近ではスーパーなどでもお目にかかるようになってきました。
通常、魚は死後4時間ほどで硬直します。死後硬直のあとは、熟成~腐敗と進行していきます。これは魚肉中のアミノ酸の変化によるものです。神経絞めを入れた魚は、鮮度を24時間持続させることが可能です。つまり神経絞めはプロの技なのです。
魚は死ぬと「死んだ」という情報が全身にいきわたります。神経絞めはまさに、その伝達する神経を破壊することで「死んだ」という状態にならないようにします。つまり死後硬直を極端に遅らせることができるんです。
死後硬直が起きていない筋肉は捌くとビックリしますが、透明度があります。これは筋収縮が起きていないからなんですね。
釣った魚を食卓で、鮮度の高い1ランク上の食味が味わえます。
j実は神経絞めでは、最初の一発目の頭に刺すのが一番難しいんです。この神経絞めは初心者では最難関の誘導の穴をピック状のものを使うことで簡単に誘導穴をあけることができます。慣れてくればこのピック無しでもいけるようになりますけどね。
ワイヤーも形状記憶ステンレスを使うことで持ち運びもコンパクトにできます。全長は80cmです。